人間は勘違いやミスをするもの。
誰もが細心の注意を払っても、何かの理由で本来あるべきもの、意図したものと違うものができてしまうことがある。
仲間たちの作ったものだからこそ、自信を持って送り出すために。
厳しい目で製品を見続けています。
品質管理の仕事は、製品を送り出す前の最終確認。
設計したとおりのものができているかをこつこつ、丹念に確認していきます。
数多くの製品を検査しながら、検査の基準や考え方、見るポイントを学び、経験を積んでいくことで、検査の“勘どころ”や小さなミスを見逃さない“眼力(がんりき)”を身に着けていきます。
時には図面を作るときの勘違いにも気づくことがある。煙たがられることもあるその厳しい目が、品質を守る最後の砦となっています。
製作部が作り上げた鉄塔の部材。それらひとつ一つが図面のとおりにできているかを、対象に応じた測定器具を使って検査。
部材の長さ、取り付けた仕口やボルトで部材同士を接続するための穴の位置、直径さまざまなポイントがあります。
地道な作業ですが、品質管理の基本です。
仮組検査は製作部との共同作業です。
部材それぞれが設計通りにできていたとしても。部材を現地へ運び、組み立てようとしたところで万が一「合わない!」ということがあっては大変なことになります。
万が一を避け、万全を期すために。出来上がった部材を、一度組み立ててみて意図したとおりに組みあがることを確認する。仮組を製作部が、検査を品質管理部が主に担当します。
実施した検査結果について、報告のための書類を作成します。
また、当社はISO9001の認証を受けていますが、その事務局として社内各部門の取りまとめを行うことも大切な仕事のひとつです。