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Maintenance Dept.

俺たちの"気合い"が、
電気を支えている。

送電鉄塔は、街の中から奥深い山中、吹きさらしの海のそばまであちこちに立っている。春先や秋口の気持ちの良い季節だけではなく。外にいるだけで汗が噴き出す真夏や吹雪の舞う真冬でも、点検や修理のために鉄塔に登る。電気を送り続ける鉄塔に、万が一のことを起こさないために。

暮らしを支える電気をつなぐ鉄塔の健康を維持するために、今日もどこかの鉄塔に登り、点検とメンテナンスを続けています。

数十年に渡って立ち続けることもある送電鉄塔。
ですが、一度建ててしまえば何事もなく立ち続けることができるわけではありません。
私たちが健康診断を受け、身体の異常が見つかれば治していくように。鉄塔たちも、ずっと立ち続けるためにはしっかりとしたメンテナンスが必要です。

内外の状態を確かめ、必要な部分には修理を施し、鉄塔たちの健康を守る、言わば鉄塔たちのお医者さんにあたるのが、我々工事部。「往診」を待っている鉄塔たちのもとへ、今日も工事部の面々は向かっています。

シビアな場所へと出かけることがあっても、どんな時も明るさを忘れない。どの部門にも負けないチームとしての一体感は、工事部のちょっとした自慢です。

内面点検

内面点検

一見、何をしているのかよくわからないこの写真。実は、右手の先には小さな鏡を持っていて、鉄塔の内側をのぞいています。

送電鉄塔には鋼管(鋼のパイプ)で作られているものが多くありますが、厳しい気候や悪天候、台風などの災害で損傷すると、外側からはわからない腐食や錆が内側で発生してきます。

常に安定して電気を送り続けるために。
鉄塔たちの「健康診断」を行っているのが、内面点検です。

内面点検

内面点検の別のひとコマ。

右側の一覧写真のように、腐食・錆の状態によってランクを判断します。

非破壊検査

非破壊検査

溶接部を中心とした損傷の点検では、非破壊検査を行います。

資格を持った担当者が、専用の機材を使用して鉄塔の上で検査を行います。

溶接補修

溶接補修

一定以上の損傷があった部材は交換しますが、鉄塔の部材の交換は大がかりな作業が必要になります。
そのため、損傷が小さく、まだ使用に耐えると判断された部材については補修して継続使用します。

鉄塔の上で囲いをつくり、機材を持ち込んで、直接溶接補修を実施します。